軟水のミネラルウォーター

硬水のミネラルウォーターが重く鋭い味わいなのに対し、硬度100以下の軟水のミネラルウォーターは、非常に柔らかくまろやかな味わいの水となっています。清涼感があり、舌触りが軽いのが特徴です。
日本人が通常イメージする「水」というものを最もはっきりと表しているのは、この軟水でしょう。
実際、軟水は日本人の生活に密接な関わりがあります。日本における水道水は、そのほとんどが軟水なのです。よって、水道水を飲むと軟水の味がある程度わかります。

逆に言えば、普段水道水を飲んでいた人は、軟水こそが水の味という印象を持っているはずです。
そういった背景もあり、軟水のミネラルウォーターはとても飲みやすいものとなっています。
ただ、その反面、ミネラルウォーターに水道水と違うものを求める場合は、期待に添えない可能性もあります。硬水と比較し、軟水のミネラルウォーターの場合は、水道水と大きな差がありません。

ラベルを見る

たくさんあるミネラルウォーターの中からひとつの商品を選び出す方法として、「ラベルを見る」という方法があります。
ミネラルウォーターのペットボトル等に貼られたラベルの情報を見て、その情報を元にそのミネラルウォーターの価値を見出すという方法です。
このラベルには、様々な商品を比較検討する上でとても重要な記載がいくつもなされています。

ラベルに表示されている情報は、「硬度」、「pH」、「成分」、「品類(品名)」、「原材料名(種類)」、「原産国」、「採水地」、「殺菌方法」、「賞味期限」といったところです。
重要なのは、これらの情報のどれと特定するのではなく、自分がどの情報を重要視するか、です。
例えば、味を重視したい人は「硬度」をまず見ると良いでしょう。
軟水か硬水かで、ミネラルウォーターの味は大きく変わります。
それに加え、「成分」を確認し、カルシウムとマグネシウムの割合などを比較検討することで、より好みの味に近づくことができるでしょう。